大原 来迎院
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来迎院 京都大原三千院東 散策
三千院から来迎院への道 ここもすばらしい。
大原来迎院
大原来迎院 天台宗
京都市左京区大原来迎院町537
拝観:大人400円
本尊 藤原期の薬師・阿弥陀・釈迦三尊仏 重要文化財
京都 大原 来迎院
来迎院
魚山(ぎょざん)と号する天台宗の寺院で、仁寿年間(851年〜854年)に円仁えんにん(慈覚大使 じかくたいし)が、唐で学んだ梵唄ぼんばい(梵語の仏教歌謡)などの声明(しょうみょう)の修練道場として、創建したものである。
声明(しょうみょう)、聲明とは、インドで始まったバラモンの学問の1つであるが、日本では仏を讃える歌謡や経を読む音律として広がり、仏教のほか民謡などの日本音楽にも大きな影響を及ぼした。
その後、平安時代末期に、融通念仏の開祖・良忍が再興して、円仁に始まる声明を大成した。
この声明は、魚山流と呼ばれ、以後、天台声明の根本道場として栄えた。
本堂には、藤原期の薬師・阿弥陀・釈迦三尊仏(重要文化財)を安置し。寺宝として、伝教大師の得度や受戒に関する文書類三点を一巻とした伝教大師度縁案並僧綱牒(どえんあんそうこうちょう)などを蔵するが、現在は東京国立博物館に寄託している。
山道をさらに約二百メートル上がった所には良忍が声明を唱えていると、声明の音律と融合して水音が消えたと言われる音なしの滝がある。 京都市
「魚山」とは、
中国の山東省にある声明の聖地魚山(ぎょざん)にこのあたり一帯が似ていることから名付けられた。
かつては、来迎院をはじめ多くの寺院が建っていて天台声明の修行の地として栄えた。
音無しの滝や呂川、律川など声明にまつわる地名が今も残っている。
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